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冬の伝統行事「ボロ市」を楽しもう！
ボロ市は、1578年に戦国大名の北条氏政が世田谷城下で楽市を開いたのが始まりで、その後400年以上続いている伝統行事。元々は古い着物の売買がメインだったが、最近では骨董品や懐かしのおもちゃなど、様々な露店が750店舗ほど並ぶ。観光バスでの来訪も多く、来場者数は数十万人に及ぶ。
他県からも観光客が押し寄せる
世田谷随一の伝統イベント
ボロ市が開催されるのは年２回。冬真っ盛りの12月15日・16日と1月15日・16日。曜日関係なくこの2日で決まっているので、年によって平日のときと休日のときがある。この期間中は世田谷線も臨時ダイヤでの運行となり、三茶方面から来た場合は世田谷駅、下高井戸方面から来た場合は上町で降ろされる。渋谷～三軒茶屋方面からなら、バスのほうが比較的混雑しないので、移動はバスのほうが賢明かも。
売り物はリサイクル品がメインだけど
屋台の食べ歩きも興奮度高し！
ボロ市の会場は世田谷駅と上町の間のボロ市通り。世田谷駅前から露店がぎっしりと出ていて、メイン会場となる世田谷中央病院～世田谷代官屋敷のボロ市通りは満員電車状態の大混雑となる。
伝統的な売り物はボロ市の名前のとおり、古くなった着物だが、現在は何でもありで、アンティークやエスニック雑貨、中古ゲームソフトやカードゲームなど、リサイクルショップ系のものは一通り揃う。その他、伝統工芸系の物産も充実しており、包丁や塗箸など、地方物産の出展も目立つ。食べ物屋の屋台もポツポツと出ていて、なかには写真の「シャーピン」のような少し変わったお店もある。
ボロ市名物と言えば「代官餅」
人気がありすぎで代官屋敷前の天祖神社で大行列
ボロ市に来たら誰もが食べるのが「代官餅」。あんこ・きなこ・からみの3種類から選べて、いずれも600円。代官屋敷の向かいの天祖神社の境内で販売している。つきたての温かいお餅は絶品で、しかも結構なボリューム。これ目当ての観光客も多く、タイミングが悪いと1時間待ちなどということもあるほどの大人気だ。
毎年の恒例行事でみんなが心待ちにしているボロ市。普段のボロ市通りを知っていると、この期間の混雑ぶりはちょっと新鮮で楽しい。
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