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馬と遊ぼう！愛馬の日は馬事公苑へ

　一般の人が自由に入ることができる広大な公園で、普通に競走馬の練習風景が見られる世田谷のワンダースポット、馬事公苑。馬を見る、という体験だけでもかなり貴重だが、なかでも年に2回、さらにワンダーなイベントがある。ひとつがゴールデンウィークの「ＪＲＡホースショー」。そしてもうひとつが、9月23日の「愛馬の日」。なかでも一番のビッグイベントが「愛馬の日」だ。

普段の生活では絶対に見られない
「馬術」の世界に触れる

　愛馬の日の一番の目玉は芝生の馬場で行われるホースショー。これはゴールデンウィークのホースショーでも行われるものだが、馬の上で立ち乗りをしたりする軽業や、鞍なしで乗りこなす演技など、興味深い演目が盛りだくさん。一般市民には縁のない世界だが、馬術界では有名な一流の選手のテクニックが見られたりもする。なかには軽トラックをジャンプで飛び越える、といった派手な技もあるが、馬術の技の大半は「ギャロップ」のような地味なものなので、「なんとなくすごいがそれが何か？」的な空気になってしまうのもご愛嬌。写真は「足し算ができる馬」の芸。子ども向けの愉快な出し物だ。

迫力満点!?　戦国絵巻さながらの
「リアル騎馬戦」も見どころのひとつ

　愛馬の日の特徴は、西洋馬術だけでなく、日本古来の馬に関する伝統芸能が見られること。種目は年によって変わるようだが、取材した年は「リアル騎馬戦」だった。時代劇のような騎馬武者の装束を身にまとった男たちが、上空から落下してくるタスキを奪い合うという勇壮な競技。ただ、風船でタスキを上空まであげて、頃合いを見て風船が割られるのだが、おおむね落ちてくる場所は予想できるので、みなそこに固まってじっと待つ感じで、あまり奪い合うというテンションでもないのが残念だ。その他、流鏑馬なども行われる。

最後は楽しみの乗馬体験
子どもたちに大人気！

　愛馬の日のアトラクションで、最も子どもたちに人気があるのが乗馬体験。数頭が乗馬用に馬場に登場するが、とにかくすごい人気で大行列。子どもだけでなく大人も交じって、ちょっとしたテーマパークばりに行列ができる。乗馬は無料で、1分ほど馬場を歩くだけの簡単なものだが、普段馬に乗る機会などないので新鮮な体験だ。

1年を通して楽しめる馬事公苑だが、この愛馬の日だけはやはり特別な日。家族連れでにぎわい、シュラスコなどの屋台もたくさん出る。年に1度の恒例行事として必ず訪れたい。

⇒このエリアの情報はこちらから

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